事業提案 · 共有版
バイオハック新事業 — 事業提案の骨子
2026-07-21 · JVバイオハック|事業提案の骨子
作成日: 2026-07-21 / 目的: 事業モデル・価格・訴求・ローンチの方向性を合意するためのたたき台。海外の類似事業を網羅調査した上での提案です。
0. 提案の要点(1枚)
- 売るのは「検査」そのものではなく、「複数の検査を越境して束ね、"あなたという人体の1枚の地図"と最適化の方針に翻訳する専門知」=役務。 検査は受講者が各検査会社に実費で申し込む形にし、我々は検査を売らない(=中立の立場で"本当に必要な検査だけ"を選べる)。
- 狙いは「一生に一度、自分を深く知る」体験。 それを入口に、継続的な自己最適化の伴走へつなぐ。
- 3階層:無料ウェビナー(入口)→ フロント ¥10万(自己理解マップ+最適化の方針)→ 上位 ¥30〜50万(専門家+医療連携の個別伴走・定期リテスト)。
- 主訴求は二枚看板:「自分を深く知るのは面白い」(入口)×「知を成果・最適化に変える」(継続)。
- ローンチは広告を使わず、原田メソッドの既存受講者へのご案内からスモールスタート。
- ブランドを守る設計(コンプライアンス)を最初から織り込む(後述)。
1. 事業コンセプト:「検査」でなく「越境統合の知性」を売る
腸内・血糖・遺伝子・血液など、単体の検査は今や誰でも安く受けられます。価値が生まれるのは**「どの検査を受けるべきかを専門家が選び、バラバラの結果を越境して統合し、"今のあなた"の全体像と、これからどうするかの方針に翻訳する」**工程です。
海外で伸びている健康最適化サービス(Function Health=評価額2,500億円規模、InsideTracker、Superpower 等)も、到達点は同じで「バラバラの数値を"1つの分かる像"に翻訳して売る」ことに価値の中心を置いています。あるカテゴリ王者は明確にこう言っています——「価値を生むのはデータ収集ではなく、個別化された洞察だ」。
我々の強みは、本田紘基という専門家(運動生理学修士・健康運動指導士・病院健診の現場出身)が"どの検査を・なぜ・どう読むか"を担い、AIがその越境統合を高速化すること。「AIが検査結果を読むだけ」のサービスは海外で無料〜数百円まで一般化していますが、"人が選び・束ね・方針を示す"工程はコモディティ化していません。ここが我々の独自価値です。
2. なぜ「一生に一度、深く知る」なのか
「自分を深く知る」ことは、それ自体が強い動機になります(MBTI・遺伝子検査・腸内検査の人気と同じ心理)。特に向上心の高いビジネスパーソンにとって「自分を精密に知り、最適化する」は自己投資そのものです。原田メソッドが「自分を深く見つめて目標を実現する」方法論であるのと、地続きの体験になります。
海外の深掘り型健診(Prenuvo、Human Longevity 等)は「怖い検査」ではなく**「自分に力を与える宣言」「以後すべての意思決定の土台をつくる一日」**として、前向きに提供して支持されています。我々もこの前向きなトーンで届けます(不安を煽る売り方はしません)。
重要な設計:「一生に一度」は最初の1回を届ける言葉ですが、海外の成功事業は例外なく、その1回を**"基準値(ベースライン)の確立"と位置づけ、その後の定期的な追跡・伴走へつなげて**います。単発で終えず、上位プランと再検査で「進歩を可視化し続ける」体験にすることが、事業として続く鍵です。
3. 商品設計(3階層)
| 階層 |
中身 |
価格の目安 |
| 入口 |
無料ウェビナー/簡易セルフ診断(自分を知る面白さを体験) |
無料 |
| フロント |
検査選定ガイド+越境統合の「自己理解マップ」+一般的な最適化の方針(AI+本田紘基の監修) |
¥10万 |
| 上位 |
+医療連携による個別の方針+四半期ごとの再検査+専属の個別伴走+随時相談 |
¥30〜50万 |
- フロントは基本的にAIで運用し、人手を最小化。
- 上位は「深く伴走してほしい」層向けに、個別面談で内容と価格を握る形(海外の高単価プランも、LP即決でなく個別相談で提供するのが定石)。
- 検査そのものは受講者が各社に実費で申込(我々は物販・医療を持たない)。
4. 価格の考え方
- フロント¥10万は、「本来なら人間ドック+各種検査+専門家の総合解釈を個別に揃える必要があるものを、一つの体験に束ねる」価値として提示します。海外勢が使う「本来◯◯万円かかるものを」という比較提示が有効です。
- 検査費は各社への実費(合計の目安は選ぶ検査次第でコントロール可能)。**「我々は検査を売らないからこそ、忖度なくあなたに必要な検査だけを選べる」**という中立性を、むしろ強みとして打ち出します。
- 上位¥30〜50万は、海外の伴走型プレミアム(月額換算で同水準)と比べて妥当な価格帯。限定枠・個別審査制にすることで、価値と本田紘基の稼働の両立を図ります。
5. どう伝えるか(訴求)
- 入口:「自分を、まだ知らないレベルで深く知る。しかも面白い。」——好奇心・自己発見。
- 継続:「知って終わりにしない。数値を"成果"に変える。」——最適化・自己マネジメント(再検査で進歩を可視化)。
- 物語の核:本田紘基の「体が弱る前に、もっと早く手を打てたはずだ」という現場での原体験。**"弱ってから治す"のが当たり前の世界で、"弱る前に、深く自分を知る"**という前向きな提案。
- 健康リスクの早期発見は「安心の担保」として控えめに添え、主役にはしません(不安で煽らない)。
6. ブランドを守る設計(コンプライアンス)
原田メソッドのブランドを預かる事業として、法規制の設計を最初から織り込みます。
- 日本では**「個別の検査結果を評価して医学的な判断・方針を(医師でない者やAIが)直接提示する」ことは医師法に触れうる**ため、次の建て付けにします:
- フロントは「検査結果の事実の共有+一般的な知見に基づく自己理解・最適化の教育」に軸足を置く(疾患の断定・治療指導はしない)。
- 個別性の深い方針が必要な上位プランでは、提携医師(または受講者の主治医)を建て付けに入れる。本田紘基は一般的な運動・栄養の指導とデータの読み方の教育を担う。
- 公開前に法務レビューを通し、必要に応じて行政の「グレーゾーン解消制度」で当局の確認を取りに行くことを推奨します。これは事業を安全に長く続けるための投資であり、原田先生・川坂先生に安心して承認いただくための土台にもなります。
- 検査結果(要配慮個人情報)の取り扱いも、同意・安全管理の体制を初期から整えます。
7. ローンチ
- 広告を使わず、原田メソッドの既存受講者へのご案内からスモールスタート(リスク最小・利益確保)。反応を見て、ブランド化・商品拡大・広告展開へ。
- 安中さんご自身がバイオハックの実践者(成果が出ている)=最も説得力のある実証者・語り手になれます。
- 年内に「バイオハックアカデミー」的なコンテンツ拡充も視野に。
8. 次の一歩(この打ち合わせで握りたいこと)
- 「検査を売らず、越境統合の知性を役務として売る」というコンセプトの合意。
- 3階層(無料入口/フロント¥10万/上位¥30〜50万)の骨格の合意。
- 訴求の主軸(自己発見×最適化の二枚看板)の方向性。
- コンプライアンス設計(フロント=教育/上位=医療連携、+当局確認)の進め方。
- ローンチ時期と、原田先生・川坂先生への提案の段取り。